WSI DAILY 2014/10/28 ポーランドの新国家安全保障戦略とロシア新型装甲車


★ポーランドが新国家安全保障戦略を策定

今月21日、ポーランド政府は新たな国家安全保障戦略を承認した。以下、ポーランドのDefense24より注目点を紹介する。

従来の国家安全保障戦略は2007年に策定されたものであるが、新戦略ではロシアが地域的な覇権を再確立しようとしているとして、ロシアへの脅威認識が強調されている。具体的な脅威認識については次の通り

  • ポーランドの領域内において局地紛争又は地域紛争が発生する可能性がある
  • 脅威は軍事的な性格だけでなく政治的性格を帯びる場合もある
  • 大規模戦争に直面する蓋然性は低い
  • しかし、「古典的な戦争の閾値を越えない」軍事行動の脅威は考慮に入れる

ウクライナ危機でロシアが用いたハイブリッド戦術に対してポーランドが危機感を抱いていることが読み取れる脅威認識と言えよう。

ポーランドの今後の安全保障の指針として、米国、EU、NATOとの協力・統合を強化し、NATO東部を強化することを掲げているのも、こうしたロシアの脅威にポーランドが単独で対抗することは難しいという現実的な判断によるものと思われる。

また、Defense24の別の記事では、2015年度のポーランド国防予算の注目点について伝えている。

 

★ロシア版MRAP「タイフーン」を2016年から装備化

ロシア版MRAP「タイフーン」(Wikipediaより)

ロシア版MRAP「タイフーン」(Wikipediaより)

ロシア軍は2016年にもKamAZ-53949「タイフーン」装輪装甲車を受領する。ロシアの大手トラックメーカーKamAZ社のクハレンコ副設計局長(軍需部門担当)が述べた

タイフーンはロシア版MRAPとも呼ぶべき重装甲トラック。陸軍だけでなく空挺部隊、海軍歩兵部隊、内務省国内軍なども関心を示しているといい、非正規戦への対応を迫られるロシアの軍事組織としては、今後、この種の車両の重要性は増していきそうだ。


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