WSI DAILY 2014/10/24


★CIS合同防空演習

10月21日から、CIS合同防空システム(OS PVO SNG)の参加国による合同防空演習が始まった。ロシア軍の機関紙「赤い星」が、同演習についてロシア航空宇宙防衛部隊(VVKO)のキリル・マカロフ少将へのインタビューを掲載しているので、以下に要点を記す。

同演習は今回で10回目を数え、今年はロシア、アルメニア、ベラルーシ、カザフスタン、キルギスタン、タジキスタン及びウズベキスタンが参加した。一方、ウクライナは初の不参加となった。

演習の総指揮はVVKO司令官のアンドレイ・ゴロフコ中将が執り、合計で人員9000人(各級指揮所130個、電波技術部隊160個、防空ロケット部隊40個)と航空機約100機(Su-27、MiG-29、MiG-31戦闘機、Su-24戦闘爆撃機、Tu-22M、Tu-95MS、Tu-160長距離爆撃機、Ka-27及びMi-8ヘリコプター)が動員された。

また、この演習に参加したロシア軍の一部はアルメニアに駐留する第102ロシア軍事基地(102RVB)であり、同部隊はアルメニア軍と共同で演習に参加した。参加兵力は、人員500人、航空機25機(MiG-29戦闘機、Su-25攻撃機、Mi-24武装強襲ヘリ、Mi-8輸送ヘリ)、防空ロケット部隊の機材約100点であった(ロシア国防省発表による)。

マカロフ少将へのインタビューに話を戻すと、演習の主要課題は加盟国の領空を侵犯する航空機への対処であり、およそ20のシナリオが演習の枠内で実施された。仮想敵役を務めたのはロシア空軍のTu-22M3、Tu-95MS、Tu-160、Su-27、MiG-31である。

これらの機体をロシアの中央部及び西部、ベラルーシ、カザフスタン側で同時に探知、防空ロケット部隊が仮想攻撃を実施すると共に、タジキスタンを除く各国から戦闘機がスクランブル発進ししてインターセプトする訓練が実施されたという。

ネーバ-Mレーダー(mil.ru)
ネーバ-Mレーダー(mil.ru)

また、空中での戦闘完成にはロシア空軍のA-50AWACSが動員されたほか、地上ではカスタ2-2、ネーバ-M、ガンマ-S1といった新型レーダーとフンダメント自動指揮通信システムも投入された。

防空ロケット部隊の訓練では、ロシアからはS-300とともに最新型のS-400及びパンツィリ-S1が参加したが、いずれも実弾射撃は行わず、発射シミュレーションに留まった模様である。


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