WSI DAILY 2014/9/11


★国防調達制度を改革

9月8日、メドヴェージェフ首相は連邦装備調達庁(ロスオボロンパスターフカ:ROP)と連邦国防発注庁(ロスオボロンザカーズ:ROZ)の解体をプーチン大統領に提案し、承認された。

もともとROPは、国防調達を国防省から切り離して独立して実施するために、ROZはその監督を行うために設立されたもの。

軍の装備当局者に調達を任せず、独立機関が行うことで効率化や汚職防止を目指したものだが、実際には軍がなかなか装備調達利権を手放さず、ROPの管轄下で実施された装備調達は全体のごく一部だった。

そしてROPの立役者であるセルジュコフ国防相が2012年に失脚すると、まずROZの浮上し、今回、ROPもろとも解体ということになったわけである。この結果、装備調達権限は再び国防省本体へ、監督権限は公正取引委員会等複数の機関に分散される。

これについて下院国防委員会のクリンツェヴィチ委員長は、国防省が必要とする質の兵器をより迅速に手に入れられる「機動的な調達制度」に移行するのだと述べているが、セルジュコフ改革前に国防省が行っていた調達の実態が「機動的」だったとはとても思えない。

 


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