WSI DAILY 2014/09/30


先だって「平常運転に戻る」と書いた舌の根も乾かぬうちにまた更新が滞っておりました。

今度こそ平常運転に戻りますので、よろしくおつきあいの程お願い致します。

 

★S-400防空システム関連情報

以前の記事で、S-400の調達数が急に12個連隊に減ってしまったということをご紹介した(WSI DAILY 2014/9/16)。この記事では空軍と航空宇宙防衛部隊(VVKO)合わせて12個連隊ということだったので、以前言われていた調達目標数(56個大隊=28個連隊)と比べて随分少ないというのがミステリーだった。

これに対して9月29日、VVKOのゾロトゥーヒン報道官は「VVKOは2020年までに12個連隊分のS-400を受領すると述べた。つまり、ゾロトゥーヒン報道官の発言ではVVKO「だけ」で12個連隊ということだから、これに空軍や海軍の防空部隊への配備分まで含めれば、2020年までの全調達数は、以前言われていた28個連隊くらいにはなりそうだ。

さらにゾロトゥーヒン報道官は、現時点におけるS-400装備連隊の配備状況を次のように説明している。

もっとも分厚い布陣は首都モスクワ周辺である。

・ドミトロフ

・エレクトロスターリ

・ズヴェニゴロド

・新規編成連隊(配備場所不明。間もなく実戦配備)

これをプロットしたのが、以下の地図だ。

モスクワ周辺のS-400装備連隊
モスクワ周辺のS-400装備連隊

 

このようにしてみると、モスクワ周辺の東部・西部・北部を囲むようにしてS-400が配備されていることから、新たに配備される部隊は南部のどこかに配備されるのだろう。これでモスクワ周辺をぐるりと最新鋭防空システムが囲む体制ができるわけだ。

その他の配備個所については、バルチカ(カリーニングラード)、ナホトカ(沿海州)、南部軍管区(配備地域は明らかにせず)となっている。

最後の「南部軍管区」であるが、南部軍管区の発表によるとクラスノダール市(クラスノダール州)であり、パンツィーリ-S1近距離防空システムとともに配備されたという。

防空に関してもう一点。

西部軍管区のコチェトコフ報道官によると、同軍管区では防空用のネーバ-Uとソープカがレニングラード、ムルマンスク、アルハンゲリスクの各州に配備され、10月から試験配備に就く。

さらに年内にはカスタ-2E2、ガンマ-S1M、パドリョート、レゾナンスの4種類のレーダーが合計6基配備される。


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