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WSI DAILY 2014/8/14


★ロシア空軍記念日関連情報

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8月12日、ロシア空軍は創立102周年を迎えた。

これに合わせて、空軍の将来像に関していろいろな情報が出てきたのでまとめてご紹介する(空挺部隊記念日に関しても述べたが、このようにロシア軍では記念日に様々な情報が公開されるので要注意である)。

これまでロシア空軍の記念式典はモスクワ郊外のジューコフスキー飛行場で実施されてきたが、今年はリペツク飛行センターで実施され、「ソーコル・ラシイ」、「ルスキー・ヴィチャージ」、「ストリージ」の3つのアクロバット・チームが飛行展示を実施した。

このほか、調達が開始されたばかりの新鋭戦闘機Su-35Sも飛行展示を行ったことが注目される。

式典において空軍総司令官のヴィクトル・ボンダレフ大将が述べたところによると、空軍は2020年までに戦闘ヘリコプター、攻撃機、戦闘機を新型に更新するとともに、MiG-31BMへの近代化改修を進める。Su-25もSu-25SM3仕様へと改修するほか、まだ10-15年の期待寿命が残っているMiG-29は退役させない。Yak-130練習機については、外国製コンポーネントを排除したYak-152へと発展させ、2016年からの運用開始を目指す。ただし、巷で言われるようにYak-130を軽攻撃機ないし軽戦闘機へと発展させるつもりはない

また、2014年中に空軍は合計200機以上の航空機及びヘリコプターを受領する

ただ、Su-30、Su-34、Su-35といった新鋭機は調達価格が値上がりしており、1機あたりの価格が10億ルーブル(約30億円)を超えている(輸出価格を考えればこれでも相当安いが、空軍は国内価格でかなり安く買えていたのだろう)。

MiG-31に関して言えば、その後継となる新型長距離迎撃機の開発を2017年から開始し、2025年から実戦配備する

既に開発が始まっている将来爆撃機PAK-DA(長距離航空軍向け将来型航空機コンプレクス)については2019年に初飛行を行い、2021年には軍に引き渡される

ヘリコプターについては、従来の1.5-1.8倍の速度を発揮可能な高速ヘリコプターが開発中である。

ウクライナが6月にロシアとの全武器取引を停止したことについては「悲劇的なできごと」とは見ておらず、空軍の戦闘準備態勢にも影響しない

また、ロシア空軍は2015年にベラルーシ領内に空軍基地を開設する予定であるが(現在はウクライナ空軍基地に間借りしている状態)、その建設予定地は当初言われていたリダ市ではなくバラノヴィチ市(現在、ロシア空軍が展開している基地)となる。配備機種はSu-27となるという。

ちなみに空軍記念日の翌日、西部軍管区に所属する4機のSu-34戦闘爆撃機が2回の空中給油を受けながら2500kmの距離を無着陸で飛行し、北極圏のムルマンスク飛行場まで長距離展開した

帰路も含めると飛行距離は5000kmで、空中滞在時間は20時間に及んだという。


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