WSI DAILY 2014/7/15


WSI Daily 2014/7/15

 

★ウクライナへの限定空爆説 ロシア政府は否定

ロシアのロストフ州にウクライナ側からロケット砲弾が飛来し、死者が出た問題で(WSI DAILY 2014/7/14)、有力視『コメルサント』は,ロシアが限定空爆を検討していると報じた

大統領府に近い関係者の話として掲載されたもので、砲撃を行った場所(関係者は「誰がやったかは分かっている」と述べている)に一回限りの精密爆撃を加える計画であるとしている。

しかし、大統領府のペスコフ報道官は後にこの情報を否定した。

 

★ウクライナ政府軍に新型ロケット砲による攻撃?

Tornado-G-2

「トルナード-G」多連装ロケット砲

ウクライナ国防安全保障委員会(SNBO)のコヴァリ副書記は、7月15日、ウクライナ軍がロシア製の新型多連装ロケット砲「トルナード」によると攻撃を受けたとウクライナのテレビ局ICTVに対して述べた。

これは7月11日にルガンスク州で発生した戦闘において、ウクライナ軍の兵士19名が死亡、93人が負傷した件について述べたもの。

コヴァリ副書記によれば、ウクライナの専門家が調査したところ、砲弾はこれまで親露派が使用していたグラード多連装ロケット砲ではなく、新型のトルナードのものであったという。

グラードはソ連時代に開発された旧式ロケット砲であり、旧ソ連諸国で幅広く運用されているが、トルナードはロシア軍で配備が始まったばかりの新型システムであり(最近ではクリミア半島にも配備された。WSI DAILY 2014/7/2を参照)、ウクライナ軍は装備していない。

したがって、本当にウクライナ軍への攻撃に使用されたのがトルナードであれば、ロシアが親露派に武器を供給したか、ロシア領内から砲撃が行われた決定的証拠となる。

ただ、発表がロストフ州へのロケット弾落下事件後であることから、ウクライナ側のディスインフォメーション戦略である可能性もあり、続報が待たれよう。


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